梅雨空が続きながら感染拡大、そして夏休みが始まった
この頃の天気というか気候変動は四季の情緒などない
なので亜熱帯化している日本における土用干しもいつゲリラ豪雨に見舞われるか予想できずまったく油断ならない
そんな7月某日屋上に上がり毎年恒例の土用干しを始めた
その干した日の夜、窓の外が「ピカッ」と光った 「ゴロゴロゴロ」間もなくポツリと雨が落ちてきた
店主はその場に居たお客さんに断りブルーシートを持って屋上へ上り梅干しの上をシートで被いかぶせ間一髪セーフ、その夜はシートを被せたまま翌日を迎えた
2日目
シートに溜まった雨水を取り除き焼酎スプレー後コロコロひっくり返し太陽にあてると梅干し独特のあの香りに一瞬暑さを忘れるが屋上の気温は凄まじく七輪焼肉の如く自分を容赦なく焙りつけ全身あっという間に汗が吹き出しコンクリートに次から次へと滴り落ちる、、、慌てて店舗へ避難し冷えた炭酸水と梅干しを接種し命拾いのため息を吐いた
「ふーっ…..」
運よく2日目から4日目の朝の回収作業までは雨は降ることがなく、何とか2022年度も無事に土用干しが完了した
現在はもみしそを使用し昨年と同じく後染めの着色中である
さて、これまで何度も干してきた梅干しであるが、ここにこれまで得てきた反省点を踏まえた「園山流土用干し五か条」を記しておこう
園1 梅は20kg以内に留めるべし(多すぎると当日萎える)
園2 干す前日は持ち物をチェックし屋上へ上がる際は指差し確認すべし
園3 週間天気予報や降水確率はあくまでも目安にせよ
園4 土用干し中は干す前日より終了するまで早寝し暴飲暴食厳禁とする
園5 地味な服装で笑顔で干せ(笑)
以上